腰や足に痛みやシビレが出現する坐骨神経痛。
症状が出現することで、仕事や家事などの日常生活に影響をおよぼします。
そこで、今回は坐骨神経痛はいつまで続くのかについて詳しく解説していきます。
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは病名ではなく坐骨神経が圧迫されることによって起きる症状のことを言います。
坐骨神経って何?
坐骨神経は、人の体の中で最大の神経で、お尻から足の指まで伸びる長い神経です。
また、太さはボールペンほどあります。
坐骨神経痛はどんな症状?
以下の症状に心当たりがある場合、坐骨神経痛の可能性があります。
- 長時間立っているとで痛みやシビレが強くなる
- 腰を反らすと足の痛みやシビレがつよくなる
- 体を前に倒すと腰の痛みやシビレが強くなる
また、坐骨神経痛での痛みやシビレの範囲は広く、腰や足全体に痛みやシビレが現れることもあれば
- お尻
- 太ももの裏
- すね
- ふくらはぎ
- 足の裏
などのどこかに痛みやシビレが出現することもあります。
坐骨神経痛になりやすい人とは?
坐骨神経痛が出やすい人はさまざまですが、
-
激しいトレーニングを過度に続けている
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長時間のデスクワーク
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立ち仕事が多い
-
姿勢が悪い
など、腰に過剰な負担をかける人が坐骨神経痛になりやすいです。
日頃から腰への負担を軽減することに注意が必要です。
坐骨神経痛はいつまで続くのか?
坐骨神経痛の原因は、”筋肉の過度な緊張”、”坐骨神経線維の損傷による炎症”が挙げられます。
筋肉の過度な緊張の場合、アメリカのジョーンズDCの書籍によると”痛みに対して細心の注意を払っても2,3か月かかる”と記載があります。
坐骨神経線維の損傷による炎症の場合、痛みのピークは3,4週間となっています。
もし、4週間たっても痛みが持続している場合、筋肉の過度な緊張が併発している可能性があります。
また、坐骨神経痛は再発することもあるため、痛みが和らいだからと、足腰に負担を与える生活に戻すと、痛みが出現するため注意が必要です。
痛みが出た時のNG行動とは?
自己流のマッサージ
痛みが強い時の自己流のマッサージは坐骨神経痛を長引かせる恐れがあるためNGです。
マッサージをした場所は温度の上昇により、組織が変形します。
温度が上昇により、一時的に痛みが軽くなった気がしますが、
組織の変形が起きているため、温度が低下すると痛みがさらに強くなって出現します。
組織の変形が起きているため、温度が低下すると痛みがさらに強くなって出現します。
痛みが強い時は、自己流のマッサージは控えましょう。
安静にしすぎる
痛みを感じて1~3日目までは安静が大事ですが、4日目以降からは少しずつ動くことが、重要です。
乱れた姿勢でゴロゴロしていると、腰椎(腰の骨)が変形してしまう可能性があり、
坐骨神経痛の悪化につながるため、ストレッチを取り入れながら少しずつ動かしましょう。
坐骨神経痛の悪化につながるため、ストレッチを取り入れながら少しずつ動かしましょう。
自転車に乗る
坐骨神経痛の症状が出てる時の自転車は、腰椎に負担がかかるので控える必要があります。
どうしても自転車に乗る必要がある時は、クッション入りのサドルを使用して腰椎の負担を軽減しましょう。